今上田城跡公園の紅葉が見ごろだ。ここは春の桜で有名だが、紅葉もなかなか素晴らしい。特に欅並木が美しい。この並木道は元上田電鉄の線路と駅があったところで、長さはそれほどないが、真ん中あたりにある二の丸橋のアーチが素晴らしいアクセントになっていて実にいい絵になる。二の丸橋の上から下の欅並木を見下ろすと落ち葉が一面に敷き詰められていて実にきれいだ。城跡公園といっても、天守閣などはなく、城らしいのは石垣と櫓(やぐら)、櫓門だけである。
欅並木を撮った後、櫓門を通り公園の中心部に入る。門を抜けると正面にあるのは真田神社。鳥居のすぐ奥に巨大な樽のようなものが二つある。坊さんが中にこもって修行でもするのかと思っていたが、何と茶室だそうである。巨大な酒樽を利用して作ったもの。同じ酒樽に入って飲むなら酒の方がいいと思うのだが。
神社の横が公園の中心部。大きな樹木が何本も植えられていて、ちょっとした林のようになっている。確か前は広場のようになっていたように思うのだが、いつの間にこんなに木が増えたのだろう。それとも記憶違いか。それはともかく、赤と黄色の葉がきれいだ。ひとしきり写真を撮った後、中心部の周り(3方)を取り囲んでいる内堀に沿って歩く。堀の外を植物園、野球場、上田招魂社、プール、テニスコート、児童遊園地、山本鼎記念館、市立博物館、市民会館などが取り囲んでいる。
堀には水鳥がたくさんいて、時々激しい水音をたてている。曇り空だがのどかだ。人が結構出ていて(みんなカメラを手に持っている)、どこを撮っても人が写ってしまう。だいぶ葉が散っているので身頃の時期もあとわずかだろう。40分ほどいて公園を出た。
人気blogランキングへ