古城緑地公園と古城庵

千古の滝の後、信綱寺へ行ってみた。信綱寺は前にも行ったことがある。もっともお寺ではなくもっぱら目的は寺の下にある古城庵だったが。
いや懐かしい。久しぶりにここへ来た。古城緑地公園と書いた看板の前に車を停める。そうか、それがこの公園の正式な名前だったか。もう7、8年は来ていなかったかもしれない。



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古城という名前の謂れをネットで調べてみたら、昔このあたりが内小屋城の一部だったかららしい。恐らく自然歩道になっているあたりが城址のようだ。ちなみに黒門はお城の門ではなく信綱寺の門である(そうでないと向きがおかしい)。
 



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信綱寺は階段を上らないといけないので今回は遠慮して、下の立派な山門だけ写真に撮った。この門も以前見たときはまだ真新しく、木の色も美しい茶色だったが今では色が落ちてだいぶ黒ずんでいる。六文銭の旗印をかたどったと思われる6本の柱が立つ歴史の丘、六地蔵、古城庵、そして一番写真の撮り甲斐のある古城庵下の池庭、と次々に写真を撮る。古城庵の庭は丁度青いあやめが咲いていてとてもきれいな眺めだった。庭の一番奥には木道を渡した菖蒲園がある。ここもあやめが咲き誇ってきれいだった。
 



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天気が悪くあいにくの曇り空だったが、あまりにきれいな庭なのでバシバシ写真を撮った。池の水はわりときれいで、おたまじゃくしがたくさん泳いでいた。おたまじゃくしを見るのはなんだかとても久しぶりのような気がした。



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橋の写真も撮って車に戻る。撮りもらしがないか案内板をもう一度よく見て確かめた。そうだ黒門を忘れていた。ここまで来たのだから黒門も撮りたい。地図を見ると反対側にも駐車場があるようなので車でそっちへ行ってみる。反対側から入るのは初めてだ。崖を上ってゆくと下の水田地帯が一望に見渡せる。これもまた美しい眺めだ。崖を見上げると天満宮と書かれた金属製の鳥居が見える。これは見覚えがない。以前はこういうものに関心がなかったので忘れているだけかも知れないが。
 



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天満宮の鳥居のすぐ先には小さな祠がある。どうやら薬師堂らしい。壁の一部が崩れていた。坂道をさらに登ると黒門が見えてきた。門の正面がすぐ崖なのであまり後ろに下がれない。門の全貌を写真に撮りたいが、どうしても全体が入らない。仕方がないので全体像は斜め横から撮り、後は部分に分けて撮った。門をくぐるとすぐ左にまた鳥居があり、その奥にお堂がある。そこから道は右に曲がり、あじさいの小径に続く。下のほうに先ほどの古城庵とその庭が見える。
 



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車に戻りさらに菅平方面に走ってみる。途中から道が細くなる。ゆっくりと走っていると左に案内板といくつか石碑が並んでいるのが目に入った。急きょ車を停めて写真を撮る。石碑はどうということはなかったが、案内板が興味深かった。「ねじ」というお祝いの時に食べる伝統的な食べ物があるという。2月8日は道祖神にねじを供えるお祭の日で、わら馬にねじを入れて台車に乗せ、子供が引いて道祖神におまいりするそうだ。いや、これは面白そうだ。こういう地域的な伝統行事はどんどんなくなってきている。幸い、帰宅後ネットで調べてみると「ねじ」の写真とわら馬を引いている写真が載っていた。ねじは本当にきれいだし、おいしそうだ。しかしこんな珍しいものが簡単に写真で見られるなんて便利な時代になったものだ。



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<追記>
 
上で紹介した「ねじ」関連サイトのURLを下に載せておきます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mimir/tosawanoneji.htm

http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kisetu/tozawaneji.html



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